ぎのごの彼氏:タイチー君(23)

鷲の秘蔵っ子:タイチー君(23)
タイチー君は志布志生まれの23才。鷲の親友の息子だ。

昨年の秋、「サラリーマン生活が面白くない!」と、鷲の家に相談に来たとき…、鷲は、この青年は“型にはまる人間ではない!”と見抜いた。

父親は、普通のサラリーマンになって欲しかったらしいが…、鷲は、父親の願いを敢えて無視して断定的に言った。

「人生は1回しか生きられない!キミは、愉快で自由な人生を送れ!会社なんか辞めてしまえ!広い世界を見て来い!先ずは中国へ行け!」

こうして、タイチー青年の人生は鷲の一喝で大きく変わり…、ほどなく青年は一人で香港に飛び、列車で広州市に行き、広州にある鷲の会社のマンションの一室に陣取った。

鷲の会社のマンションには、かの藤原肇博士も2週間ほど滞在したことがあるが、ここには社員食堂もあって寝食(しんしょく)には不自由しない。

タイチー青年の広州滞在は、3週間ちょい。この間、彼は鷲の命令どおりに、広い広い広州市内を自由に歩き回り、雲助の有料オートバイにも乗り、地下鉄の乗り換えも自在になった。

わずか3週間の中国滞在だったが…、しかし、タイチー青年の視野は大きく広がった。

日本人が想像する「野蛮な中国」というイメージとは全く別の中国を見て、体験したタイチー青年は、すっかり大人(オトナ)になって帰国した。

まさに 男子三日会わざれば刮目して見よ!で…、男子は研鑽すれば、三日で大人(たいじん)に変身するのである。

中国・広州から帰国したタイチー君に、鷲は命じた。
「パソコンとネットを徹底的に勉強しなさい!」

青年はパソコンが好きではなかったが、鷲のハッパに逆らえず…、短期間で上達した。

「次はネットでモノを売るネット通販の勉強をしろ!」
これも、わずかな日数で理解を深めた。

「今度は、焼酎をネットで販売する資格を取得しなさい!」

青年は、「エ~ッ! ボク、酒屋になるんですかぁ?」

「そう蛇。某所に秘蔵の古酒がある。これを売るのだ!」

その古酒とは、じつは、あの中山信一さんがオーナーである太久保酒造の酒蔵の奥に秘蔵されている10年ものの銘酒なのだ。

「アレを売らして欲しい!」 と鷲は中山信一さんに言った。

中山信一さんが、心をこめて、念入りに、丁寧に熟成させてきた秘蔵の古酒! その存在を鷲が知っていることに中山信一さんは驚いたようだった。

思いおこせば…、
鷲は20年以上も前に志布志に来て、地元の人たちと馴染み、昵懇(じっこん)になり…、一緒に酒(焼酎)を酌み交わした仲間がゴマンといる。

中山信一さんの選挙を3回も手伝い、してもいない選挙違反をデッチアゲられた志布志事件に遭遇し、鹿児島県警を相手に懸命の闘いをしている仲間たちを必死で応援してきた。

ヒマなときは、『日本書紀』を手にして志布志の古蹟を訪ね…、かの天武天皇が志布志において、史上初めて「天皇」を名乗り、「日本」と呼称しはじめたことなど、鷲は日本と志布志の歴史の秘密を解き明かした。(記事)

ワハハ!鷲は、志布志のことは何でも知っているのだ。

中山信一さんが乳酸菌をつかって最上の甘藷イモを栽培し…、そのイモを原料にし、化学薬品は一切つかわず、全工程を古式豊かな手づりで焼酎をカモして、文字どおり日本一!という品質の焼酎をつくっている現場を、鷲は克明に見てきた。

そうして、最後に排出される焼酎カス。この処理が厄介な産業廃棄物をグルンバと乳酸菌をつかい、数時間で有益な液体肥料に変身させるプラントをつくらせていただいた。

以上の工程のすべてを映像化した映画もつくられた。
それが白鳥哲監督の作品『ゼロ・エミッション』だ。





この物語は、まだまだ先があるが…、
長文すぎるので「つづく」ということにしたい。御免。
飯山 一郎



それはある日のさわやかな朝だった。
タイチーが車でペンションまでお出迎え。

ペンションオーナー「息子さん?」

ぎのご「彼氏です!!!」

タイチー「え゛っ?!!!」

ぎのご「彼氏やんな!!!」

オーナー「嫌がってるじゃない(笑)」

奥さん「あらぁ、年の差カップルねぇ」

オーナー「冗談に決まってるでしょ(笑)」


いつどういう理由で冗談に決まったんですか?

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