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木造住宅で日本的街並みに

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ワタベウェディング会長渡部隆夫氏――高層マンションは禁止(インタビュー領空侵犯)
2009年09月07日 / 日本経済新聞 朝刊

木造住宅で日本的街並みに

 ――「もはや日本に高層マンションはいらない」というのが持論だそうですね。

 「人口急増の時代には狭い土地に高層マンションを建てることも仕方なかったと思いますが、これからの日本は人口減少の時代です。日本文化と切っても切れない木造の一戸建て住宅に、無理なく住めるようになるはずです」

 「1940年に日本の人口は7200万人にすぎませんでした。その後、60年かかって人口が2倍近くまで増えましたが、国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、今後60年かかって再び7000万人程度まで人口が減る見通しです。60年前に高層マンションなどなかったことを考えれば、今後は高層マンションがなくても大丈夫です」

 ――60年前と現在では都市への人口集積の度合いが全く異なります。今後も都市への集中は続くのでは。

 「たしかに東京や大阪、名古屋のような大都市の都心部では、土地の有効活用のために高層マンションも必要でしょう。大都市への集積のメリットを享受するために、どうしても『職住接近』を選ぶ人は高層マンションに住む。そうした都心部は『高度住宅集積地区』に指定して高層マンションしか建てられないようにしてもいい」

 「しかし、それ以外の地域は逆に高層マンションを禁止したほうが良いと思います。そして一定以上の広さなど基準を満たした一戸建て住宅を建てた人には固定資産税の減免など優遇措置を用意するのです」

 ――なぜ高層マンションを無くして、木造一戸建てを建てたほうがいいのですか。

 「住環境を改善すると同時に、日本ならではの街並みをつくることができるからです。私は地元の京都で古い町家の保存活動に取り組んできました。歴史ある景観を維持することが観光客誘致につながり、都市の活力につながるからです。最近は町家に滞在する観光客も増えています」

 「海外から日本を訪れる観光客も、名所旧跡巡りだけでなく、日本の文化や生活に直接触れてみたいと思うはずです。伝統的な日本の木造住宅が並ぶ街並みは立派な観光資源になりえます」

 ――海外からの観光客誘致が経済にもプラスになると。

 「海外からの観光客が増えれば、定住人口の減少による経済的なマイナスを『交流人口』の増加で補うことができます。観光客に日本でお金をたくさん使ってもらうのです。これからの日本は人口減少が避けられないことを前提に、どうすべきか考えることが重要です」

聞き手から

 欧州の都市では、何百年も昔から残る旧市街と、超高層ビルが立ち並ぶ新市街の両方を持つ例も多い。そうした都市では旧市街の街並みが重要な観光資源になっている。ただ、すでに野放図な都市開発が進んでしまった日本で、伝統的な街並みを復活させることは、それほど簡単ではなさそうだ。

(編集委員 宮田佳幸)

 わたべ・たかお 59年京都府立山城高校卒。東京の貸衣装店勤務を経て、61年ワタベ衣装店(現ワタベウェディング)に入り、78年に社長就任。海外挙式ビジネスを手掛けるなど同社を総合ブライダル企業に育てた。08年6月から現職。

もうひと言 木造住宅の増加は林業を復興させ「循環型社会」形成にも役立つ。

http://www.shopbiz.jp/ac/news/41670.html



奈良県橿原市今西町 今西家住宅
http://www.imanishike.or.jp/index.html

日本人が愛すべき町とは何か 日本総研
http://blogs.yahoo.co.jp/mushroom_club_house/28950355.html

ドラマ「jin-仁-」
http://www.tbs.co.jp/jin2009/

木のいのち木のこころ 法隆寺宮大工 西岡常一
http://www.shinchosha.co.jp/books/html/119031.html
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